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【 クマと出会いやすい季節になりました 】
【 クマと出会いやすい季節になりました 】
猟師 服部 一雄からのお知らせです。
10月から雪が降るまではクマに出会いやすい季節です。
彼らも雪が降ってエサのない季節になる前に冬眠の準備をしなければならない為必死なのです。
やっきになって食べ物を探しますが、ただやみくもに歩き回っているわけではなく、ちゃんと去年食べ物を食べた場所を覚えていて、次の年はまた同じ場所に食べに来ます。同じものに執着する習性もあり、カボチャ畑の隣のスイカには目もくれないなどということもありますし、季節によって食べる場所と種類を変えていきます。
クマは雑食性なのでフキ、ウド、セリなどもよく食べます。
秋になればクルミ、ドングリ、コクワ、ブドウも好んで食べます。肉食の印象がありますが、逃げない植物のエサのほうが楽にたくさん食べられるのでしょう。
特に今時期の中川では栄養のあるエサを食べるため、デントコーン畑に何回もやってきて、器用にトウキビの実を食べていきます。10月現在、大富と豊里のデントコーン畑でクマが目撃されており、注意が必要です。
11月にかけてはクマがドングリを一番食べる時期ですが、山の実入りが悪い年は、去年実がなっていた木に実がなっておらず、エサを求めて平地へ出てくることがあります。また、冬眠に入る時期も年々遅くなっているそうです。
もしクマに出会ったら、慌てて逃げたりせず、ゆっくりと離れてください。極力クマを興奮させないよう、こちらも落ち着いて対応してください。クマは猛獣ですから、決して油断してはいけませんが、人間を避けて暮らす知恵を持っています。出合い頭に出くわさなければ襲われる危険は多くはありません。鈴などを用意してこちらの存在を知らせてあげることが大切ですね。
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