【 木のはなし 〜 カンバ③ 】

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

木工作家 斎藤綾子のひとりごと。

木の種類によって、多様な形質の違いがみられますが、その中でもカンバの樹皮の不思議さは際立っていると私は感じます。油分が多く、白くて、シート状…これらの特性たちは、私たちにとってとても有用な能力を発揮してくれています。

焚きつけとして、また、カゴや細工物を作る素材としてもとても有用です。また、カンバの外皮から作られる『樺油』というものは、防虫効果があることから、湿潤気候の日本において鞣皮を保存するのにとても有用であったそうです。

その有用性を示唆する新聞記事がありました。時は大正3年、中外商業新報によると、当時有事の時に備え保管されていた軍需品としての鞣皮が、自国で生産されていた保革剤では、虫害が多く、輸入されていた樺油の自給製造の実現が急務とされていたそうです。この記事の論点は、日本国内のカンバの資源量では、保続的な原料調達が困難であるとされていることに対して、方法によっては、1本の木から幾度かにわたって樹皮を採取できることが発見されたため、そのことにより自給製造が可能となるということを示唆するものでした。

本当に1本の木から何度も外皮が採取できるのでしょうか?もし、本当にそれが可能なのだとすれば、有用なこのカンバの樹皮を利活用するうえでとても重要なポイントとなると考えられます。
白樺樹皮の可能性をまた強く感じる出来事でした。

(参考資料:神戸大学経済研究所 新聞記事文庫 皮革工業『1-013』)

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