【 孫に受け継ぐ② 】
木材流通コーディネーター 田代絵美が行く森の体験レポートです。

長く使うことで艶が出て、孫の代まで使うことができるヤマブドウで作られたかごバック。かごバックをみて素敵だなと思っていましたが、山でツルを見かけても自分で作るまでは考えたことがありませんでした。そんなときに「友人のブドウツルの職人が北海道に来るんだけど、中川でもツルはありますか」と中川の木を使ってくれている作家さんから願ってもない一言。もちろん即答で「よろしくお願いします」と答えました。

福岡県から中川町に来町してくださったのはブドウツル職人の志賀理佳さんです。皮が剥ける時期に東北や道南で自ら森に入って素材を集める中で、今回は道北の中川に寄っていただける事になりました。まずは材料を入手しないとカゴつくりは始まりません。皮が剥けるのは夏場の限られた時期でこの時はとにかく帯を取って剥ぐことを徹底して教えていただきました。

まずは帯にするのに適した太さのツルは直径五センチぐらいの幹が適しています。それを聞いて意外と細いなと思ったのですが、この五センチとの格闘でひどい筋肉痛に襲われるとはこの時は想像もしていませんでした。

今回女性三人でツル取りに挑んだのですが、使う道具は枝切ノコギリ(約五メーター)、はしご、手ノコ、とにかくはるか上を見上げての作業は想像を超える過酷さで五メートルの長さのノコギリを操作して、時には木登りしながら、時にはツルをターザンのように扱いながら…久しぶりに子供の頃に戻ったように無心でブドウツルを取りました。採取した皮はいったん乾燥させて樹液がなじむ様に寝かせていきます。


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