【 木のはなし 〜 オニグルミ③ 】

【 木のはなし 〜 オニグルミ③ 】

木工作家 斎藤綾子のひとりごと。

オニグルミの木は、個体差による色の濃淡と連動して、削り心地も異なる特徴があります。色の薄いものは柔らかいですが筋っぽく、刃が切れないとむしれてしまいます。濃い材は、堅いですが、歯切れはよく、ざくざくと削れる感じです。同じ樹種でも個体差で、色の濃淡や材の質感に違いがあるのはとても不思議です。一体その違いは、何に由来するのでしょう。そんなことを考えていたら、この木の中身(成分)のことが気になり、調べてみることにしました。するとほかの木々に比べてある二つの成分が多く含まれていることが分かりました。

ひとつは、『ユグロン』という抗菌作用のある成分で、痔の治療薬などに利用されたりしたようです。この成分は、植物の生育を阻害する作用もあり、オニグルミが生えている場所では、植えたわけでもないのにオニグルミしか生えていなかったり、その林床には下草程度の植物しかないとか。これは、オニグルミの樹皮や果皮、落ち葉などからでたユグロン成分が土壌に作用し、ほかの植物の生育を阻害しているからなのだそうです。このような現象のことをアレロパシー(他感作用)と呼ぶそうです。

また、この木には『タンニン』も多く含まれており、葉や未熟果の外皮をすりつぶして川に入れると、タンニンが魚のエラに付着して呼吸を妨げるので、魚毒として使われるそうです。他にも皮なめしや染料、防腐剤としても利用されてきています。アレロパシーによって、他の植物を排除する生き方は、孤独なようですが、我々にとっては利用価値の高い有用な木なのでした。

さて、23日(金)から森のギャラリーですね。
詳細は下記よりご確認くださいませ。
http://nakagawanomori.info/galleryinforest/


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