【 どんころ物語 vo.2 】

木材流通コーディネーター 田代絵美が行く森の体験レポートです。

昨年の十二月に中川町から旅に出たどんころは札幌の次に旭川に旅に出ました。今回はそのどんころの物語です。

旭川へ旅に出たどんころの主人である方は、週末にアトリエで制作研究をされている、荒木孝文さんです。荒木さんは神奈川県のご出身で北海道東海大学芸術工学部を卒業後、京都や岐阜で家具の設計や製作に携わり、学び舎があった旭川に戻ってこられたのは八年前。少しずつ考えてきた日用品や生活道具などをカタチにしていきたいそうです。

現在は、「Kochia(コキア)」という名で活動を始められ、神奈川の両親も旭川に移住し、ご家族でものづくりをされており、(日常に溶け込むようなクラフト品を届けて行きたい。とのこと。荒木さんを一言で表すのなら「スマイル」。いつも笑顔で、周りの空気がパッと和むようなそんな方です。木工の作品を意識してみるようになると、作家さんの人柄や雰囲気と作品がどことなく似ていると感じることが多いです。荒木さんの作品もどこか心がほっこりするような、手に取ると手になじむそんな作品を作られています。

私が工房にお邪魔したのはまだ肌寒い季節だったので、中川町のどんころ達はアトリエでじっと乾燥を待っていました。それでも白樺のどんころを手に取って木工旋盤を回し、器の荒削りの仕方を丁寧に教えてくれました。その姿が楽しそうで、楽しそうで。削られるどんころも幸せかもなと感じる一幕でした。


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