【 どんころ物語 vo.1 】

木材流通コーディネーター 田代絵美が行く森の体験レポートです。

前回「顔が見える関係」でご紹介した「産地」「林業」「作家」の顔が浮かぶストーリー。それが、どんころ物語です。

昨年の十二月に中川町で生まれ育ったどんころが初めて札幌に旅立ちました。中川町ではじめておこなったどんころモニターツアーで札幌から中川町を訪れた内田悠さん。札幌を拠点として木工クラフトや家具などを製作し活躍されている木工作家さんです。

内田さんはムーミン谷のスナフキンのような風貌で、実際の経歴も旅人のような方。実は最初の就職先は市役所勤めの公務員でした。
六年勤めあげた後、木工作家になろうと決めてヨーロッパなどを旅しながら修行の資金を貯めていったそう。ここもスナフキンに共通していると私は密かに思っています。ヨーロッパ・東京・オーストラリアで仕事をした後、2013年にモノづくりを学ぶため岐阜県飛騨高山にある森林たくみ塾に入塾し、卒業後は札幌にてご活躍です。

ここで話を戻して札幌に旅に出たどんころの旅の紹介へ。札幌に行ってからのどんころは内田さんの手によって素敵なランプシェードに生まれ変わりました。三者三様の木の素材を生かして作られたランプシェードは仕上げの方法がすべて違っています。

キハダ→素の木目を生かしたオイル仕上げ・イタヤカエデ→木を草木染の鉄媒染で染色・カンバ→漆で仕上げ。実はこの三点は大丸札幌店で4月に行われた展示会で販売されました。シャープだけど手に取ると重厚感を感じる素敵な作品となったどんころでした。


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