【 問題個体を見きわめる 】
今年もよろしくお願い申し上げます。
猟師 服部 一雄からのお知らせです。

クマには個性があります。
臆病な者もいれば大胆な者もおり、畑を好む者もいれば、山から出てこない者もいます。
一概にクマの習性はこう、と言えないほどの差です。
クマは教育期間が一年三か月~二年三か月と長いので、その間に色々な学習をする為、個体差が大きいのでしょう。

色々個性的なクマの中で人間と軋轢を起こす個体を問題個体と呼びます。農作物被害を出したり、人を恐れない個体などです。ただしヒグマにも色々と違いがあるのは前述の通り。
北海道で決めた基準はありますが、基準通りのクマばかりではありません。

中川の例では、五月に道路を渡っていた個体が目撃されましたが、これだけでは問題個体ではありません。
九月に出没した個体はデントコーン畑に出入りしていました。
グレーゾーンです。要注意個体で、このまま居座るようであれば捕獲です。実際には私が調査で歩き回ったため不審に思ったのか、その後姿をあらわしませんでした。
昨年、養蜂業者さんの巣箱を壊した個体は捕獲されています。

結局、その後被害が拡大するか、逆に収束するか、で問題個体かどうかが決まるのだと思います。ただし人的被害を出すわけにはいきません。その前に問題個体に対処する必要があるのは見きわめが難しい部分の一つです。各個体の特徴をより多くとらえ、個体管理するのが理想的です。

よりよく知る事がクマと上手く共生する事に繋がります。


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