【 木のはなし 〜 ミズナラ① 】

木工作家 斉藤綾子のひとりごと。

ミズナラといえば、あの『どんぐり』をつける木です。
秋になるとチビッ子たちが夢中になって拾っている姿をよく見かけます。

草や枯葉の合間から、つるつるぴかぴかしたものがチラリと姿を見せている様子は、まるで宝物のように見えますから、その気持ちもよくわかります。

どんぐりの成る木は、日本には大体20種類ほどあるそうですが、町内に自生する樹木の中では唯一「ミズナラ」だけが、どんぐりの実をつけます(植栽されたものは除いた場合)。

ブナ科コナラ属の木で、年輪と交差する方向に伸びる細胞組織(放射組織)がよく目立ち、それが柾目に切った際に『虎斑(トラフ)』と呼ばれる紋様となって現れます。また、板目に切ったときには、線や点状に現れます。

つまり、ミズナラは、切断面によって大きく木目紋様が変化するユニークな木なのです。

また、香りも独特で、生木のときには特に甘酸っぱいような香りがしてきます。この独特の香りのためか、ミズナラの樽で熟成されたウイスキーは、伽羅(キャラ)の香りがすると言われ、大変人気があるそうです。

また、材は重く堅く、特に北海道産のミズナラは、かつて『小樽オーク』と呼ばれる高級家具材として世界へ輸出されていました。中川町内からも多くの小樽オークが産出されたそうです。

なぜ中川の木が小樽なのか?違和感がありますね。
小樽オークのお話は、またの機会に詳しくつぶやきますね。

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