私事ではございますが、3月31日をもちまして地域おこし協力隊を卒業することになりました。4月1日からはさらに北上して幌延町で協力隊とは別な仕事で働くことになります。

私が中川町にきたのは２年８ヵ月前です。
初めてこの町にきたときが遠い昔のように感じます。こうゆう時はよく「昨日のような」と聞きますが、私はなんでこんなにすごーーく昔のように感じるんでしょうか。それだけ濃い時間を過ごしたということでしょうか。

地域おこしという仕事の面白さ、辛さ、大変さをたっぷり感じました。
刺激的で、変化のある毎日でした。

今まで、自分の住んでいる国や地域のことを考えることがありませんでしたが、この仕事をして向き合って考えるようになりました。その他にもたくさんの学びがあった仕事でした。

自分の暮らしを考えること。
ごく当たり前な毎日に向き合う事。
選択する目を養う事。
自分の可能性を知ること。

挑戦してみること。
想像してみること。

自分で把握していることの何倍も人にお世話になっていること。
助けられていること。

この仕事ができて、中川町に来て本当によかったです。
とても楽しかった。
今はそのことを心の底から思います。

もっとしっかり自分の気持ちを伝えたいのですが、思いが強すぎるのかまとまりません。
こんな私を支え、応援してくださった中川町の皆さんには感謝しきれません。この歳にこれだけの経験をさせていただいて、本当にありがとうございます。結果的に町に残って地域づくりに携われなくて申し訳ないです。

私が住んでいるところは中川町から離れていないので、またちょくちょく遊びにきて、自分にできる範囲で何かお手伝いできたらと思っています。
たくさんお世話になりました。ありがとうございました。
小田島森恵